(゚∀゚) . 。o O(今日はそうめんについて書く

ジャンルは特に決めずに自由気ままにやっていく

みらリコ小説 その2

 一応勘違いされそうだから理由は言っておくわ。

 一人でいるといっても、一人暮らししているわけではない。

 ちゃんと家にはみらいもモフルンも住んでいるし、はーちゃんだって帰ってくる。

 たまたま誰もいないだけ。そう、たまたまよ!

 そもそもどうしてこうなったのか。

 

 それは私がナシマホウ界に帰ってきた昨日の出来事。

 カタツムリニアから降り、私は早速みらいに連絡しようと携帯を取り出す。

 ナシマホウ界と魔法界じゃあ電波が届かないことで、ナシマホウ界に着いた瞬間に携帯にはたくさんの通知。そのほとんどみらいからだけどね。

 届かないことを知っているのにみらいは日付を見る限りほとんど毎日メッセージを送信している。

 例えば今日こんなことがあったよとか、今日の夕飯と一緒に画像が送信されていたり。最早私とみらいのトーク画面はなんというか、みらいの日記みたいなモノになっている。

 けど私はナシマホウ界に着いた瞬間にこれを見るのが楽しみの一つでもある。みらいが私がいない間どんな生活をしているのか、離れている間の出来事を知るのが私達の時間を取り戻してくれるようで、それが嬉しい。

 今回帰って来たのも久々だったからか通知の数も多く、一先ずトーク画面を開く。

 実のところこれにも良い点はあるのだ。今まで未読だったものが既読に変わることで、みらいも私が帰ってきたことを知ることが出来るから。まあ、ほとんどそこから私が連絡するのが多いのだけれど、たまたま同じタイミングで画面を開いていたのか、既読に変わった瞬間みらいから電話が来たこともあったわね。

 とりあえず今ナシマホウ界に帰ったことを伝えておこうかしら。今回はいつ帰れるか分からないこともあった分、みらい驚くかしらね。と、内心少し驚かすことにワクワクもしていた私。

 だけど、トーク画面を見るとむしろ私の方が驚かされてしまうことになるのだった。

『今日の晩御飯だよ! やっぱり本場の料理は違うねー』

 そんなメッセージと一緒に送られている画像。今日の晩御飯かしらと思ったけど、本場の料理? と疑問に思い、私はみらいのからのメッセージを漁っていると……

 『リコー! お母さんの知り合いがいるっていうフランスでね、お店のお手伝いすることになったんだ。本当はお母さんが行くことになっていたんだけど、私が語学の勉強しているってことで今回勉強も兼ねて私が行きことになったんだ!』

 フランス……って確かナシマホウ界でも今ここにいる場所は日本で、フランスは遠く離れた場所……よね?

『期間は一週間で、大学もお休みだから丁度いいんじゃないかって』

 そうね、一応みらいの大学も冬休み。私は補修諸々でまだ学校にいたのだけれど、元々この時期は早めに帰る予定だった。それが遅れてしまった。

 だがしかし一週間。そしてこの旨のメッセージが来たのはまだ一週間経っておらず、メッセージを追うと戻る日程も送られていた。

『戻るのは――日の夕方の予定だよ!』

 ナシマホウ界での今日の日付を確認する。みらいが言っている日付は明日。

 これでもう分かったと思う。つまり今日帰っても、そこには誰もいなかった――

 

 ということで、そんな出来事から夜が明け、今に至る。

 既に朝食は食べ終わり、食器は流し。昨日帰宅してから食べた夕食も洗っていないため、既にある程度の食器が流しに積まれている。

 決してめんどくさいという理由では……あるかもしれないけど、私が帰ってから最初の食事の後はいつもみらいだった。魔法界での教師の仕事から帰って、ナシマホウ界での移動時間もあったりと、みらいは頑固でいつもその後はみらいが食器を洗っている姿を後ろから見ているのが半ば習慣だった。

 それはまるで、単身赴任で一時帰宅している夫と妻みたいな……

「なに一人で言ってるのかしら私……」

 そう一人で呟きながらソファーにもたれかかる。

 みらいが大学行っている間とか、そう別にこの家で一人で過ごすことも今までで何回かはあった。でもさすがに一日一人で過ごすということは今まで無く、しかも帰ったらみらいとモフルン(たまにはーちゃんもいたり)が出迎えてくれるという期待もあったことから、私自身なにしてるのかしら……と、そんな気分になっていた。

 ちなみに昨日はほとんどなにもしていない。帰って晩御飯を食べ、疲れからそのまま寝ていた。

「そういえば帰るといつもみらいに振り回されているものね……」

 思い出すのは帰宅した後の日常。

 帰宅した夜は、互いの近況を報告したり、会えなかった時間分を取り戻すように……その、恋人の時間を過ごしていたり、翌日はみんなで一緒に出掛けていたり。

 みらいが大学に行く日だったりする時は終わる頃を見計らって、迎えに行ってその帰りに一緒に買物とかしたりして、常に退屈はしない日々だった。それにまだ私がナシマホウ界で生活していた頃も、常にみらいと一緒で一人で過ごす一日なんてほとんどなかった。

 なんとなく携帯を開き、みらいとのトーク画面を見る。画面内には昨日送られていた画像の次に通話履歴。

 未読から既読に変わったことを確認したのだろう、みらいから電話がかかってきたのだ。

 帰ってきたなんて思いもしなかったのか、みらいはひたすら謝り続け、そして今日の夜帰ってくるからと、伝えて少しだけの会話もして通話は終わった。

 今日の夜。つまりそれまでは完全に一人。みらいはいなくてもいつも一緒にいたモフルンも今回は一緒にみらいとフランスに行っている。はーちゃんは本当にいつ帰ってくるか分からないし、何度も言うけど一人だ。

 とりあえずこれからどうしようか。そう少しばかり考え、そして私は考えに行き着いた。

「たまには私が出迎えるのもいいわよね」

 いつもは私が出迎えてもらう立場。ならば今日ぐらいこの後帰ってくるみんなの為に出迎えるのもいいだろう。

 それに帰ってくるのは夜なわけだし、たまには一人で見て回るのも良いものだと思う。

 そう後ろ向きな思考から前向きな思考へ切り替えた私は、すぐに立ち上がって、今日の行動プランを考えていく――

 あ、その前に食器は洗って片付けないとね。

みらリコ小説 その1

 カーテンの隙間越しから入る陽の光。それが当たり、真っ暗だった視界が眩しく、そして同時に意識が現実へと引き戻される感じだった。

「ん……」

 光が眩しく、無意識に手を顔に持っていき光を遮断。再び暗闇になりもう一度意識を……

 と、思ったけど、思考も一緒に現実に引き戻されたらしい。

(今日は……休みだからもう少しだけ)

 少しだけ戻った思考で結論を出す。

 結論が出た結果、私はもう一度意識を手放そうと、うつ伏せに体勢を変えた。

 こんな体勢生徒には見せられないかも……でもまあ、今日は休みだしいいわよね。

 そんなことを考えながら、そのまま意識を……とはいかなかった。

 枕に染み付いた匂い。それが急激に私の意識と思考を現実に戻した。

 でもそのまま起きることはなく、私はほぼ無意識に枕に顔を押し付けるようにし、そのまま少しの時間が過ぎ……無意識の行動に気づき勢い良く枕から顔を上げた。

「……なにやってるのよ私」

 顔を赤くしながらもベッドを降り、上着を羽織りそのままリビングに向かった。

 太陽も昇り始めてるから幾分かはましだけど、やはりまだ寒く私はすぐに暖房をつけた。

 そしてそのままフィルターとコーヒー豆、水の準備をしてコーヒーメーカーのスイッチを入れる。

 動いているのを確認した私は一旦部屋へ戻り、寝間着から普段着に着替え、洗面所で顔を洗う。

 一通り終え、再びリビングに戻りトースターでパンを焼く。

 普段ならここにサラダとかスープとかそういうのも作るけど今日は休みだしこれぐらいで大丈夫だろう。

 抽出が完了したのを確認し、カップにコーヒーを注ぎ、丁度パンも出来上がったからお皿にパンを置いてテーブルに置いた。

 私も椅子に座り、そのまま朝食だ。

「いただきます」

 テレビを付けて適当なチャンネルをボーっと見ながら食べ進める。

 特に変わりない日常だ。

「……はぁ」åå

 変わりない日常のはず。だけどため息をつく私。

 理由はただひとつだった。

 変わりない日常。

 それはあくまで魔法界での私の家だったら、こんなためいきは出ない。

 なにせ、ここはナシマホウ界。

 かつ普段であればここにもう一人、よく喋る人がいるはず。

 ここまで言えば分かるだろう。

 つまりは私は今……みらいと一緒に住んでいるこの一室で一人で過ごしていた。

あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます。

そしてお久しぶりです。

 

ここ最近といいますか、半年以上更新しておらず申し訳ありませんでした。

ブログのことは書かないとなぁ。。。という気持ちはあったり、これはブログに載せるネタあるぞ! みたいな感じのもあったりしましたが、結局こうして放置していた現実。

理由はまあ簡単。めんどくさいというのが最もな理由でした。

分かる人は分かるだろうけど、期間が開くと開くほど…この気持ち分かる人いるはず。

 

でもまあ、2018年となったわけですし、心機一転の気持ちで今回の記事を書いています。

そしてまあ、こうして新年一発目の内容として考えたのはやはり鉄板の今年の目標。

自分自身今年の目標として幾つか考えてはいたんですよね。

全部出来るかどうかは別として、目標内のレベルというのもあるし、高いのは絶対に叶える気持ちで挑んでいきます。

 

今回はその中で一部だけ書かせて頂こうと思います。

 

・ブログの定期更新

こうして書いている以上、まあこの目標は外せないですよね。

今回自分なりにどうしてこうもめんどくさいのか、一応考えたわけですが、思い当たるのはありました。

自分の性格なのかどうなのかわかりませんが、どうしてもこうして書く以上、内容というか量はある程度欲しいって感じています。

それは恐らく自分が執筆している作品にも共通することですね(これについては後ほど)

今回の記事については、まあ最初ですし若干の気合は入れていますが、今後は少しでもネタっぽいのが出来たらどれだけ少なくても、それこそSNSぐらいな量でもいいです。それを投稿出来ていけるようになれたらって思います。

本当に例えばソシャゲ類でなにかレアなモノが来たらあげるぐらいな気持ちで!

 

・小説の更新

これについても、色々ここで謝罪します。

本当に更新しておらず申し訳ありませんでした。

作品を上げているpixivで自分の最後の作品の投稿日時を見たら、今月の下旬にはもう半年になってしまう事実。楽しみに待っている(いると信じて)読者の方々に本当すみませんでした。

更新していない理由については、

めんどくさいという理由も少しはありましたが、それこそ書いてみたい、ネタが浮かんでいるというのも常日頃浮かんでいました。

ただ、自分自身書きたい気分が中々出てきませんでした。

それがめんどくさいという理由と同じといえば同じかもしれませんが、とりあえず前まで全く書く気分になれませんでした。

書きたい気持ちが湧いてくるというのはありましたし、でも丁度その時リアルでも色々忙しい状況も続いていました(主に仕事面)

書きたくない。たまに書きたいと思うとそれと同時に忙しい。そんなサイクルもあってスランプ?に陥っています。

で、一応現在のんびりとですが、新作小説を書いています。

公開時期として、目標は自身の仕事始め(来週)までに投稿出来たらベスト。出来ないまでも今月中には上げたいです。

それと上記の目標である記事の更新についてと関連するのですが、

更新ペースを早くするために今回考えていることがあります。

小説を書く際、私は区切りのいい内容でページを切り替えるようにしています(当たり前っていったらそうですが)

そこで今回その執筆中の作品については、ページ毎で出来上がった段階で一度この当ブログにて後悔しようかなと思っています。

ページ毎でも量が違いますし、ページによっては本当に少ない量だったりするけどそこは臨機応変に出来ればというのが理想。

こうすれば更新も出来るし、一度公開した以上書かないといけないみたいな感じになるかなぁと?

なので今回現在執筆中の新作も数日後までにはnページを公開するつもりです。

まあ、一応先行公開?みたいな位置づけにはなるのかなって感じですね。

あくまで途中の内容を公開するってことですから、完成した段階でのチェックで少し修正する可能性も高いですし。

実際に完成版を投稿した段階で、その当記事を消すか否かはまだ考えてはいません。

もしかしたら完成した作品を少しずつ公開する形かもしれません。本当に思いつきなわけです。

 

一先ず、今回はここまで。

目標としてはまだありますが、今回は文章的なモノを目標として上げさせて頂いています。

他の目標もまた記事にして書くかもしれませんが、まず最優先は今書いている作品の完成を目指していきます!

 

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先月の下旬頃にデスクトップの不調もありiMacを購入しました!

MacBookAirを持ってはいましたが、用途がほとんど外でのネットサーフィンと執筆用だったので、Mac自体の操作をまだまだ勉強中!

王子とツバメの流星群シリーズについて

pixivに小説をアップしてから最初の長期のシリーズ物として出した『王子とツバメの流星群』
通称、流星群シリーズが2014/1/28に最初にアップしました(pixivから消してしまってTwitterの履歴から漁りました)

新しく書かせていただいたという理由については、直接pixivの作品から見て頂ければと思います。

今回は、このシリーズについてそもそも書いた理由みたいなのをまとめさせて頂きます。
正直3年前の作品ということもあり、忘れている部分もあるかもしれませんけど、このシリーズは自分の中でも思い入れが深いので色々思い出せるんですよね。

題材となったドキドキ!プリキュアが放送終了したのが1/26で2日後に出したことになるんですかね。
1作目はそもそも放送中に実は書いていました。
最終話の内容にもよるんですけど、大まかな構成は既に出来ていて先に執筆を進めていました。

このお話は本編終了後のお話で、元々本編後の話というのは考えるのが大好きで、今回のお話は割りと真剣にマナと六花が今後どうなっていくのかという部分を自分なりに書かせて頂いていました。
本編でも二人の関係性は最も深いですし、六花→マナという部分が凄く強調されていましたね。(10話とかふたご先生とかありえない)
きっかけとしては、44話のお話ですかね。
このお話で、マナ→六花という部分が実は深いということを改めて感じさせられました。
これが恐らくこのシリーズのきっかけになったかなと。

マナりつと言いますけど、自分の中でマナりつの関係は永遠の片想いみたいに思っています。
マナ→←六花
こんなイメージで常に考えています。
互いに大切な存在だけど、絶対にこの想いは届かないと最初から諦めている感じ。
六花に関しては、本編見ていても自然とこう思いましたけど、44話でマナからもこういう部分が凄く感じ取られるように。
でも、二人に違うのはそれを自覚しているか否かみたいなもの。
六花はそれを自覚して諦めて、マナは大切な存在だけど自覚していない。というかこの先の未来のことを無自覚に押さえ込んでいるんじゃないか。そう思いました。
このシリーズはこの部分が表面化して、そこからどうなっていくか。それがテーマとして書いていました。

そしてそれを解決するにはどうすればいいのか。
それが重要人物な彼女です(一からアップし直しているので名前は伏せます)
彼女が動くことできっと、マナりつの関係は一歩先に進めると考えています。
この部分は自分の作品に限らず、そもそもマナりつの関係として必要不可欠な部分なのではないか? と、自分なりの考察です。

簡潔ですが今回はこのシリーズを書いた理由ということで、ここまで。
また作品のアップが進んだ際に裏話的なことを出来たらまた記事にしようと思います。

プリキュアの百合キュアCPでもマナりつはトップ3に好きなCPです。それは放送終わって何年経った今でも変わっていません。
今回の書き直しとしてアップしているマナりつ作品以外にも、またネタと時間が作れれば書いていきたいと思っています。

まだまだ未熟な執筆者ですけど、今後も題材として書かせて頂いている作品に感謝を込めて、今後も見て頂いてる方が楽しんで頂ける作品を書いていきます。よろしくお願いします。

ちなみに今回の作品の題名の『R』ですが特に意味はありません。単純にリメイクの意味として付けました。

今回書かせて頂きました作品です

 

www.pixiv.net

 

 

 

 

 

 

 

みらリコSSその3

リコ「それじゃあ今日は、ここ氷の島でヤカンを沸かすこと。この島で魔法を使うには高い集中力がないといけないわ」

 

生徒1「り、リコ先生……寒くて魔法使えないです」

 

生徒2「さ、寒くて集中出来ません」

 

リコ「そういうときはね、おしくらまんじゅうをやるのよ」

 

生徒3「おしくらまんじゅう?」

 

リコ「そ、複数人で互いに背中や肩を押し合って行うの。そうすれば身体も温まるわ」

 

生徒1「本当ですか?」

 

リコ「私も最初はそんなはずないってやらなかったんだけどね、みらいが実際に他の娘と一緒にやって結果は見事合格したの」

 

生徒3「そ、そうなんですか!?」

 

リコ「さ、実際にやってみて」

 

生徒123「はい!」

 

 

生徒1「リコ先生!」

 

リコ「どうしたの?」

 

生徒2「みらいって言う方はリコ先生の大事な人なんですか?」

 

リコ「へ?どうしてそう思ったの」

 

生徒3「だって、リコ先生いつも授業でみらいって名前出しますし、やっぱりリコ先生の大事な人なのかなって」

 

リコ「そ、そんなに私みらいみらいって言ってたかしら?」アタフタ

 

生徒123「はい!」

 

リコ「そ、そう。確かに私が今こうして先生としていられるのもみらいがいたおかげでもあるから、そういう意味では大事な人になるわね」

 

リコ(ま、まずいわね。みらいのことそんなに言っているつもりはなかったはずなんだけど、これじゃあ先生としての威厳が無くなってしまうかもしれないわ……それにみらいとの関係も公にしたらまずいし……)

 

生徒1(やっぱりみらいって人はリコ先生の恋人なのかな?)ヒソヒソ

 

生徒2(そりゃあみらいって名前を出すときのリコ先生の嬉しそうな表情を見たらそう思わない理由はないよ)ヒソヒソ

 

生徒3(だよねー。いつもはキリッとしているリコ先生だけどあんなに柔らかい表情するのってみらいって言う瞬間だけだもんねー)ヒソヒソ

 

後日

 

リコ「みっ、……私の友達が言ってたことなんだけどね」

 

生徒1「ねえ、今日のリコ先生おかしくない?」

 

生徒2「うん。みらいって名前出そうとしないもの」

 

生徒3「ま、まさか……喧嘩してしまって別れたとか!」

 

生徒12「えぇっーーー!?」

 

リコ「ほら、お喋りしない」

 

生徒123「す、すみません……」

 

生徒1(でも本当に別れちゃったとしたらどうしよう……)ヒソヒソ

 

生徒2(リコ先生偶にため息吐いてるよ。やっぱり辛いんだよ!)ヒソヒソ

 

生徒3(ど、どうしたら……あ、リズ先生に相談してみようよ!)ヒソヒソ

 

生徒1(そうだね。リズ先生なら妹のことだから色々分かるかもしれない!)ヒソヒソ

 

生徒2(それじゃあ放課後にリズ先生の所まで相談しに行こう)ヒソヒソ

 

生徒123(おー!)

 

リコ(時折ついみらいって言いそうになるけどダメよ私。しっかりと先生としてやらないと……っ!)

 

そして放課後、生徒達はリズ先生に相談しリズ先生から他の教師、校長先生にまでみらいとリコが喧嘩して別れたと話が広がっていき、魔法学校でひと波乱あったそうな。

みらリコSSその2

みらい「リコー!」

 

リコ「みらい!?なんで魔法学校にいるの!?」

 

みらい「今日は講義ないから遊びに来ちゃった♪」

 

リコ「遊びにって、ここは学校なんだからもう生徒でもない貴方が簡単に来ちゃったらっ!」

 

リズ「あら、みらいさん?」

 

みらい「あ、リズ先生こんにちは!」

 

リズ「いらっしゃい。リコに会いに来たのかしら?ゆっくりしていってね

 

みらい「はい!」

 

リコ「お姉ちゃん!?」

 

校長「おや?みらい君ではないか」

 

みらい「あ、校長先生もこんにちは!」

 

校長「うむ。リコ君に会いに来たのかな?まあゆっくりしていくといい」

 

リコ「校長先生まで……」

 

みらい「まあまあ、リコもお休みの日とかに大学来てね!私大歓迎でワクワクもんだよ!」ダキッ

 

リコ「ちょっ、急に抱きつかないで///」

 

リズ「ふふっ、相変わらず仲良しね貴方達」

 

リコ「(もはやみらいが魔法学校にいることも普通の光景に思われてるわね……)」

 

 

 

リコ「みらいに言われたから一応来てみたけど……いいのかしらやっぱり」

 

みらい「あ、リコー!来てくれたんだね!」

 

リコ「ま、まあみらいがどうしてもって言ってたし、丁度今日はお休み貰えたから仕方なく」

 

みらい「でも大学でリコに会えるなんて嬉しいなー!」ダキッ

 

モブ1「朝日奈さんが抱きついている人誰かしら?」

 

モブ2「珍しいわね。朝日奈さんがあんなに嬉しそうにしているの」

 

ザワザワ

 

リコ「み、みらい!周りに見られてるから少し離れて///」

 

みらい「えー。だって久しぶりにリコに会えるんだもん。リコー♡」

 

モブ一同「なんだなんだ?」

 

モブ一同「やけに朝日奈さんと親しいみたいだけど、どういう関係なのかしら?」

 

リコ「あーもうっ!来るんじゃなかったわ!」

 

リコ「(でもみらいの温もりが懐かしくて離れられない……)」

 

みらい「リコー♡」

 

 

 

モブ1「あ、十六夜さん。朝日奈さんなら今講義中よ」

 

リコ「え? えっとありがとう」

 

モブ2「あ、十六夜さんだ。今日も朝日奈さんに会いに来たの?」

 

リコ「あー、うん。そうね」

 

イザヨイサンコンニチハ

 

イザヨイサンダ。ミライナラ……

 

リコ「(いつの間にか自然に歓迎されているし、大学に来る=みらいに会いに来たって思われてるわ……いや、そうなんだけど)」

みらリコSS

みらい「リコ先生ーここの問題教えてください」

 

リコ「いいわよ。どこが分からないの?」

 

みらい「ここなんですけど……もーっ、リコ先生そんなに離れてたら教科書見えないじゃないですか」

 

リコ「そ、そうよね。ごめんなさい。……あのみらい?どうしてそんなに近づくの?」

 

リコ(み、みらいの太ももとか胸元とか見えそうなんだけど)

 

みらい「リコ先生が近づいてくれないから私が近づいているんですよ?」

 

リコ「えっと、あまり近づかれると教科書見えないんだけど」

 

みらい「あ、そうですよね。すみません」

 

リコ(少し離れたせいで丁度視線に入る距離になっちゃったじゃない!?)

 

リコ「えっと、ここの問題は……」チラチラ

 

みらい「リコ先生?さっきから私の太ももとか見ててどうしたんですかー?」クスクス

 

リコ「な、なんでもないわ!……で、こうなるんだけど分かる?」

 

みらい「んー、リコ先生。ここはこうですかー?」

 

リコ「えっと、……うん。正解ね」

 

みらい「わーい!ありがとうリコ先生」

 

リコ「じゃ、じゃあまた分からない問題があったら言ってね」

 

リコ(良かった。これで離れられ)

 

みらい「ねえリコ先生……」

 

すっと近づくみらい

 

リコ「な、なにかしらみらい?」

 

みらい「まだまだ分からない問題が多いんです……」

 

リコ「そ、そう。えっとじゃあ教えるからその、少し離れて貰えると助かるんだけど」胸元チラチラ

 

みらい「でもさっきからリコ先生落ち着きないじゃないですかー?」クスクス

 

リコ「ご、ごめんね。だからみらい、少し落ち着きたいから離れてくれる?」

 

みらい「それもいいんですけど、ねえリコ先生。私良いこと思いついたんですけど……直接教えて貰ったほうが色々分かるかなって」

 

リコ「ちょ、直接?」

 

みらい「はい!リコ先生から直接……実技で教えて欲しいな」耳元ボソッ

 

リコ「()」

 

みらい「リコ先生?どうしたんですかー?」クスクス

 

リコ「そうね」太ももさすり

 

みらい「ひゃっ!?り、リコ先生?」

 

リコ「頭に入らないなら直接、身体に覚えさせないといけないわよね。ね、朝日奈さん?」さすりさすり

 

みらい「(り、リコ先生急に雰囲気が)」

 

リコ「ほら朝日奈さん。ここの式は……こう」

 

みらい「ぁっ、リコ……先生」

 

リコ「(あれ?ここ……ベット?私いつの間に寝てたのかしら……)」モゾモゾムニュ

 

リコ「(……ムニュ?)」

 

みらい「んっ、リコ先生……」

 

リコ「み、みらい!?」

 

リコ「(な、なんで隣にみらいがいるの!?というかみらいなにも着てない……私も?)」

 

みらい「えへへ、リコ先生」

 

リコ「な、なにみらい……」

 

みらい「リコ先生凄かったです///」

 

リコ「……へ?」

 

みらい「たくさんのこと、身体に染み込みました///」

 

リコ「()」